シンガポール料理@難波
シンガポールに「海南チキンライス(海南鶏飯)」というものがあるらしい。ケチャップ味のいわゆる「チキンライス」とは別物らしい。で,ネットで検索して難波まで出かける。シンガポール料理「宏亜楼
(こうあろう)」(
ぐるなび)。難波の高島屋の向かいの丸井デパートの裏(北側),「御堂筋ホテル」の東側の南北の路地の真ん中辺り。東西の通りに面していないのでちょっと見つけにくい。1階が厨房とレジで,狭い階段を2階へ上がる。4人がけのテーブルが3つに,壁に向いた2人がけのテーブルが1つ。全14席のこじんまりとした店だ。先客がいなかったので「お好きな席へどうぞ」と言われる。
とりあえずのビールは,もちろんシンガポールの「タイガービール」500円。ツレは「あんずの果実酒」。たいていのアジア系のビールがそうであるように「タイガービール」も軽い味。ツレが「新しそうな店だね」と言うのを聞きつけたウェートレスさんによると開店して2ヶ月ほどだと。小さな店なのでフロアはこの人一人でやっているようだが,フレンドリーな人だった。
上の写真左は「フカヒレスープ」1260円。写真右は「生春巻」880円。生春巻の具は「北京ダック」と「海南チキン」の選択肢があるので,北京ダックでいただく。あっさりとして嫌味なし。2+1種のタレが付いてきて,結構旨い。
で,上の写真が「海南チキンライス」。「海南」は「ハイナム」と読むらしい。海南島の「海南」。中国の海南島からの移民が新嘉坡(シンガポール)に伝えた料理らしい。この店のはワンプレートではなく,「海南チキン」780円と「チキンライス」200円を別々に頼む。で,これが,旨かった。「海南チキン」は柔らかく煮込まれていて文句のつけどころなし。「チキンライス」も鶏肉味の炊き込みご飯風の味。何杯でも食べれそう。チキンとライスを一緒に頬張る。
上の写真左は「カレー風味の手羽先」880円。ほんのりスパイスの味付け。これはまあフツーのチューリップ。野菜も摂らなきゃと,上の写真右は「シューヨサラダ」880円。ウェートレスさんいわく,ここのシェフは油料理が得意だとか。「シューヨ」というのは「皮付き豚肉のカリカリ焼豚」だとか。表面カリッと中はジューシーな焼豚。サラダなのでシューヨはちょびっとだけだが,次回はシューヨも一品で頼んでみようかなという食感。
もう少しだけお腹に余裕があるので,焼きそば「ミー・ゴレン」880円(写真左)。これも当たりだった。ウェートレスさんが辛さを調節できると言ったのだが,とりあえず「フツー」で頼んだ。辛さは控えめだが,その分,太目のもっちりとした麺の旨みが味わえる。中華の焼きそばと日本のソース焼きそばの中間ぐらいの味か。スパイスが効いている分,ネパールのチョウミンにもちょっと似ている。で,私はタイガービールをお代わりして,ビール腹で満腹になったが,写真右はツレの頼んだデザート「黒ゴマのブラマンシュ」。一口だけいただいたが,ちょっと和菓子風の味。
手羽先はフツーだったが,それ以外は期待以上。もっと広い店になればいいのにと思う。勘定は二人で7630円。
中華料理・シンガポール料理「宏亜楼」。住所「大阪市中央区難波3-7-3」,電話「06-6643-5788」。ランチ11:00〜14:30(L.O.14:00)/ディナー17:30〜22:30(L.O.22:00),火曜定休。丸井デパートの北側の通りの真ん中の路地を北へ入る。表通りに面していないので要注意。