フレンチ「ル・ヴァンサンク」
心斎橋でフランス料理。オーパの裏の「
ル・ヴァンサンク Le Vingt-Cinq」(
ぐるなび)。一年ぶり2度目だが,去年も
同じ日に来ている。って,ようするに「誕生日だから,ちょっとリッチに」とフレンチにした訳だ。
そごうの角で待ち合わせして,携帯でお店に予約の電話を入れる。料理の予約を聞かれるが,メニューを見なければ分からないので,行ってからの話。で,御堂筋を渡って,ファッションビル「心斎橋オーパ」の北の道を1ブロック西へ入る。
入り口でジャケットを預け,席に案内される。ギャルソンが椅子を引いて座らせてくれる店は久しぶりだなぁ。去年は,月曜日に来て,お客は私たちだけだったが,火曜日は違うのか,今年はフレンチにしては広めの店にお客さんが結構入っている。
最初にアペリティフのメニュー。めずらしいのでアブサンのカクテルにする。ツレはノン・アルコールのカクテル。
次に料理のメニュー。張り込んで9300円のBコースにする。プリフィックス・スタイルで,オードブルやメインの料理を,それぞれ3・4品の中から選ぶ。ツレは私に任せると言うので全てお揃いでオーダー。料理の名前を読んでいるだけで食欲が出て来る。
ワインのメニューがなかったので,持ってきて貰う。これも張り込んで「シャトー・ボーモン CHATEAU BEAUMONT」の2000年。ハーフ・ボトルで4000円。ってリストから安い赤ワインを選んだけど,普段はこんな高いワイン飲まないよ。
料理は最初にプリンのようなオードブル。スプーンのぶら下がった洒落たスタイルで出て来た。それぞれの料理に長い名前が付いていたが,全部覚えていない。
次が,上の写真。オマール海老尽くしのオードブル。これは美味しかった。ぷるんとした海老が乗っているのだが,下の台も上のソースもオマール海老が使ってあるそうだ。周りに飾っているイクラも,オマール海老と良く合う。
次のオードブルが,蟹のムースのようなもの。写真は手ブレしちゃってるけど,暖かくてバターとクリームで味付けた柔らかいカマボコのような食感。これも美味しい。
で,上の写真は,フォアグラを焼いた料理。下の台はアボガド。
ここで,インターミッション。お口直しのシャーベットが出て来る。硬く凍っていたが,ゆず風味が効いていて新鮮。
メインは「子羊のロースト」にした。温野菜に囲まれた骨付き肉が出て来る。ツレは何をオーダーしたのか知らなかったのだが,食べた途端「羊!」という。手で持てるようにしてあって,手を洗うレモンの浮かんだボウルも出て来たので,手で持って骨までしゃぶる。
満腹したところで,上の写真のデザートが出て来る。ツレは3品とも食べていたが私は少し残してしまった。
で,これで終わりかと思っていたら,ギャルソンが丸い大きなケーキがたくさん乗ったワゴンを押してきて,この中から3・4品選べという。私はもう食べれないので,イチゴのショートケーキ1品だけで勘弁してもらう。飲み物を聞かれたので,ツレはストレートの紅茶,私はコーヒー。ケーキは向こうで切り分けて,皿の上に洒落た感じで乗って出て来た。
料理がノ〜ンビリと出て来たので,合間はバゲットを齧りながら,ダベって食事した。バゲットに付けるバターは「も一つ」だったかな。正味2時間のディナータイム。「フランス料理は会話を楽しむもの」とか言うけれど,周りのお客さんもノンビリしゃべりながら食事していた。
終わったら8時半を過ぎていた。勘定は例によって住友VISAの「チェック・アンド・チェック・クラブ」の会員証を出して,2割引になって19,480円。年に一度の贅沢な時間かな?
ところで今日覚えた中国語。「生日快樂」(誕生日おめでとう)。