インド料理「gautama」
どうも先日から風邪気が抜けない。「風邪をひいた」というほどではないのだが,喉と鼻が調子悪くて咳も出る。と言っても煙草の本数は相変わらずだが。
昨日は土曜日だが出勤。普段より忙しくて疲れた。まあ月曜に代休を取れるのでいいんだけど。で,仕事が終わって,ツレに「今日はヒマ?」と電話をすると,「ヒマなのでビデオ見ていた」と返事が帰って来た。で,いつものように心斎橋で待ち合わせする。
「ボンベイキッチン」のインド料理が美味しかった(
9/15・
10/1の日記参照)。で,住友VISAの「チェック・アンド・チェック・クラブ」のディレクトリ(ハンドブック)で,心斎橋にもう一軒インド料理の店を見つけたので,今日はそちらに行って見ることにする。インド料理専門店「
ゴータマ gautama」という店(
ぐるなび)。御堂筋を渡って「ホテル日航大阪」の前へ出,地図を参照して歩いて行くと,看板と地下へ降りる階段が見つかった。
ぐるぐると階段を下りると,ドア。入って見ると吹き抜けで,2階テラス席があるので,地下2階分降りたわけだ。どうりで階段が長かった。内装は豪華。オシャレなカフェバーといった雰囲気で,空間をゆったりと使っている。BGMもジャズっぽいのやボサノバっぽいのやと,なんかオシャレ。「デート専用」って感じだね。庶民的な「ボンベイキッチン」とは対照的。後で,ツレが「トイレがキレイ!」と言うので,行ってみたが,こちらも空間をゆったり使っている。別に女性の化粧直し用のスペースまであった。
ゆったり優雅な空間にあわせて,スタッフもノンビリしている。最初にドリンクのメニューだけ持ってきてチョイス。私は「マハラジャ」ビール。ツレは「ラッシー」。ドリンクのオーダーを取ってから,食事のメニューを持ってきた。
初めての店なので例によってコースにする。3700円のコースを二人分。カレーは「チキン・マトン・野菜」の3つから選べと言うので,ツレに聞くと別々に取って半分ずつ食べようというので,チキンとマトンにする。
最初に来たのが,サラダ。これはフツー。ドレッシングが良かった。突き出し代わりのアペリティフとして白ワインが一緒に出て来る。
次に「ヴェジタブル・サモサ」。桃ぐらいの大きさの釣鐘状のモノが皿に乗っている。フォークとナイフで切ろうとするが,とても固い。つなぎ目辺りにナイフを入れてやっと二つに割る。中はマッシュポテトに野菜の具が入っている。ちょっとコロッケ風の味か。インド料理だからスパイスが効いている。
店の奥が調理場になっていてガラス張りなので,調理の様子が良く見える。インド人のシェフが,タンドールでナンを焼いている様子が興味深い。
お店がオシャレだから,出て来る料理の盛り付けもオシャレ。「タンドール・ミニ・グリル」は,「ボンベイキッチン」で食べたのと良く似た味。中空になったソーセージは,スパイスが効いて辛かった。インド料理だから当然だが,牛肉は出てこない。チキンとマトンがメイン。トルコ料理と違って「牛」が出てこないのが寂しいが,ここで文句を言うのは筋違いだよね。でも,あの味付けで「牛」のタンドール料理も食べてみたい(ヒンズー教徒に怒られる!)。
カレーは,口に入れたときは辛く感じない。どんどんナンに付けて食べられる。が,なぜか額に汗がどんどん出て来る。不思議な辛さだった。焼き立てのナンは「ボンベイキッチン」のものより薄めでパリッと焼きあがっている。パリパリに焼けた部分が美味しいと,ツレが私の分からもちぎって食べていた。
最後のデザートのシャーベットはもう一つ。チャイは初めての味だが,飲みにくいものではない。
この前行った同じインド料理の「ボンベイキッチン」とつい較べてしまうのだが,お店のオシャレな雰囲気の分も料金に含まれているのか,大分割高だね。料理の量も適当で,余らしてしまった「ボンベイキッチン」と違う。味はどちらが美味しいか分からなかった。が,「デートで雰囲気を味わう」店のようだ。
ゆったりとした時間と空間で,1時間半かけてインド料理を満喫して,勘定はC&Cクラブの会員証で2割引になって8560円。