毒松茸
例の中国製毒入り餃子事件も解決しないうちから,次々と毒入り中国産食品が現われるなぁ。
毎日新聞:
中国産マツタケ:基準値超える殺虫剤
今度は中国産松茸から有機リン系殺虫剤「クロルピリホス」だそうだ。
これはもう「政権交代」する民主党さんに期待するしかないね。権力を握ったらすぐに中国産食材・中国製食品を全面輸入禁止にして貰いたい。現実的対応? なにそれ? なんか政権が目の前に来た途端,何やら民主党さんは,次々と政権公約を「現実的」に妥協しているそうだ。しかし,今まで通りの「現実的対応」をするんなら,今まで通りの「自民党政権」で充分なはずだ。民主党さんの存在意義はどこにあるの? 無責任にハチャメチャなこと言い募ることでしょ。そのこと分かってんの?
これは要するに「官僚とナシがついた」ということだね。
讀賣新聞:
ゆうパックとペリカン便の統合、認可申請へ
郵便小包と日通の宅配便が統合すると言う。あの鳩山邦夫前総務相は「地方の切捨てになる」と反対していたらしい。で,その鳩山がいなくなった途端,官僚たちと話がついたらしい。
様々な宅配便業者がいるが,一番サービスが良かったのが郵便小包だった。平日昼間働いている勤め人としては,拠点が近所にあるために遅くまで再配達の受付をしてくれる郵便小包は便利だった。郵便局へ電話をしても職員の対応もよい。まあ,民営化されてからは,サービスは格段に悪くなっていたが,それでも他の業者よりはマシだった。
それがペリカン便と統合する。当然サービスはペリカン便なみに引き下げられるだろう。儲け優先の民間企業が,非営利の郵便小包なみのサービスを提供できるはずがない。コスト的に引き合わないだろう。
この動きと関係があるのか,ないのか。アマゾンが,配送をペリカン便から佐川急便に切り替えた。あの「佐川」だよ。たぶん安いんだろう。でもアマゾンの儲けを優先して,消費者の利益を考えたのでないことは確かだ。「佐川」に変わってから,アマゾンでの注文を控えている。
偏執狂的民族主義の独裁者を支持する「自由と民主主義」のアメリカ。
朝日新聞:
米副大統領、グルジアのNATO加盟に支持表明
建前は自由であり,民主主義の擁護者たる「アメリカ合衆国」。副大統領がグルジアくんだりまで行って,独裁者に支援を約束したそうだ。しかしこの前のグルジア紛争は何だったのか。自意識が極端に膨れ上がった独裁者,グルジア大統領サーカシビリが,偏狭な民族主義,つまりグルジア人優越主義を振りかざし,国内の少数民族を差別・弾圧したことが始まりではなかったのか。危機感を抱いた少数民族側が,隣国ロシアの庇護を求めた。そもそもグルジア人の側に一緒にやっていく気がなかったのだから,少数民族のオセチア人・アブハジア人が離反するのは当然だろう。少数民族に離反の道を余儀なくさせたのは,ほかならぬ支配民族グルジア人だ。
記事によると「一方,バイデン(アメリカ副大統領)氏はグルジアの野党指導者らとも会談。『民主主義を強化するために,グルジアはもっと努力をすべきだ』と述べ,独裁傾向を強めるサアカシュビリ政権の姿勢を暗に批判した」そうだ。そこまで分かっていても,アメリカの利己的利益のためにグルジア大統領サーカシビリの狂気に目をつぶるのか。
「一を聞いて十を知る」は昔の偉い人。「一を聞いて百を知ったかぶり」は新聞記者。
毎日新聞:
外資系企業:「ロックアウト」型の退職強要相次ぐ
いや,この記事自体,重要なことを報告している。「外資」などというものは,もともと「クズ」だと思っていたが,ここまで「クズ」だとは思わなかった。
が,引っかかったのは瑣末な部分。引用すると:
「『もう会社には入れません』−−。外資系企業で働く労働者が、身分証などを取り上げられ、職場から閉め出される形で退職を強要されるケースが相次いでいる。かつて、労働組合が会社の偽装倒産などに反対し『ロックアウト』で職場を占拠したこともあったが、逆のケースだ。外資系社員の組合員が急増しているユニオンは、『外資系でも当然日本の労働法は適用される。勝手な解雇は許さない』と話している。」
とある。
「ロックアウト」っていうのは,経営側が労働側のストライキに対抗するために,工場などを閉鎖し労働者を締め出すことをいうのではなかったか。逆に労働者が経営側を締め出して工場などを管理することは「自主管理」と呼んだのではなかったか。外資系企業が労働者を締め出すことは確かに「ロックアウト」の一種だろうが,記事にいう「労働組合が職場を占拠する」逆のケースを「ロックアウト」と呼ぶのか。あるとしても特殊なケース,スラングの類だろう。一般に使われていたとは思えない。
調べてみると,この記事を書いた「東海林智(とうかいりん・さとし)」という毎日新聞記者。労働問題が専門のようだ。素人じゃないんだ。「専門家」が書いているのだから,ひょっとして私の知識が間違っているのかと,ネットで検索してみたが,やはり労働者側の職場占拠を「ロックアウト」と呼ぶ事例は見つからなかった。多分,彼が以前取材した偽装倒産の現場で,労働者が「ロックアウト」という言葉を誤用していたのだろう。せっかくいいことを書いているのに,一般には使われていない表現をしたら,一般の人に読まれることを前提にしている新聞記事としては変だろう。
久しぶりに昼食は近所の喫茶店で日替わり定食600円。今日は,豆ご飯と変わり素麺。豆ご飯は大阪の定番だが,この変わり素麺,ゴマだれ味でゴーヤやレタスなどの野菜が乗っていてサラダ風。確かに「変わり素麺」だ。
晩酌のアテは,帆立貝柱の刺身。貝柱と言えば,タイラギの方が高級だと言うが,タイラギのあの癖のある味が好きでない。やはり帆立の貝柱が旨い。
←こちらをクリック,よろしくお願いします。