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北海道ツーリング

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※2004年夏のツーレポは → 8月の日記
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函館方面

恵山

 お勧めは恵山公園。観光バスの登れないような狭い曲がりくねった山道を登るので,ガイドブックなどには載っていないようです。函館からR278で恵山岬を目指します。道の駅「なとわ・えさん」(朝採りのイカがお勧め。「なとわ」は「汝と我」の方言だそうです)と海沿いのキャンプ場を過ぎた先で,国道は左へ山越えとなりますが,恵山岬は右へ,道道635号を海沿いに進みます。集落の中の狭い道,郵便局付近の「←恵山公園」という小さな道標を目印に左の上り坂へ曲がります。怪しげな凱旋門のような建造物の前を通り過ぎ,更に急な山道(舗装路)を登りつめると駐車場や休憩所・WCの整備された公園にたどり着きます。右を見れば水蒸気を上げる活火山・恵山の噴気孔,振り返れば穏やかな高原と,対照的な風景の只中です。公園の中の散策路をたどると太平洋を見渡せる高台や,下北の恐山を思い出させる噴気孔のすぐそばまで近づけます。恵山の山頂までは,ちょっとしたハイキングになります。(なお私は確認していませんが,途中の恵山温泉のそばに「つつじ公園」というのがあるらしく,ひょっとすると「恵山公園」というのはこちらの名前かもしれません)
 恵山岬を回る道は岬の先端で途切れているので,椴法華村へは戻って国道で峠を越えます。ぐるっとまわって恵山岬を目指すと,国民宿舎と公園と水無海浜温泉があります。無料露天風呂は,波打ち際で潮が満ちてくると海に沈みますので,引き潮のときにしか入れません。ただ湯船があるだけの温泉です。学生時代,写真部の合宿でここの国民宿舎を利用したのですが,翌朝,宿酔いでフラフラしながら,みんなで海岸を散策したことしか覚えていません… (New:Nov/2003)
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大沼公園

 青函フェリーを利用するときにはとりあえずは立ち寄ってしまうポイント。二十年以上前,初めて訪れたときは,今はもうない連絡船で北海道へ渡り,函館から国鉄で大沼公園という小さな駅へ降りました。迎えのバンでユースホステルに泊まり,翌日はレンタル自転車で湖岸を一周しました。今訪れてみるとバイクで数分の範囲です。
 東大沼野営場は,湖岸で少し湿気が多いがなかなかよいキャンプ場です。古い
ツーリングマップにはもう一つ森林公園キャンプ場の記載があるのですが,95年から廃止になったそうです。ここは駐車場が横にあり,バイクを乗り入れることはできません。でも愛車からどうしても離れたくない人は,バイク専用駐車スペースにテントを張っていました。国道5号まで出て北に少し走ると,ビールを持ち帰ってもぬるくならない距離にコンビニがあります(^_^)。94年の年の夏には,近くのホテル白樺という宿に泊まりましたが,この辺り(銚子口駅周辺)の温泉では入浴だけ,もOKのようです。(Update:Sep/2003)

Photo 東大沼野営場から駒ケ岳
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札幌方面

支忽湖

 20年以上前に初めて訪れた時は「
カニ族」だったので,室蘭から列車で苫小牧へ出,そこからバスで入ったので,ずいぶん山の中の湖だという印象が強かった湖です。その後も何回か訪れましたが,山の中ばかりを走ってやっとたどり着くルートばっかりとっていたので,その印象は変わらなかったのですが,ある年,苫小牧からバイクで飛ばしてみると,R276の流れがやたら速いので,あっという間についてしまいました。R453を使えば札幌からもすぐです。
 学生の頃,支忽湖YHのミーティングの後,上智の女子学生のグループの一人を誘って夜の湖岸を散歩したという思い出があるので,結構この湖には良い印象を持っています(笑)。
 ここはまわりに複数キャンプ場がありますが,モーラップ野営場を利用しました。砂浜にバイクを乗り入れる事ができます。ただし翌朝,夜半から降り出した雨の中を撤収したので,テントに砂が張り付いてエライ目に会いました。売店・食堂が複数あるのでビールの心配はありません。自動販売機が夜11時まで動いています。

Photo 支笏湖の夕暮れ
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洞爺湖

 観光バスで行けない展望スポットとしては,林道「東湖畔線」がお勧めです。壮瞥町の滝之上のキャンプ場のところに,道道の反対側に山へ登る簡易舗装の急坂があります。登り口の道標に「そうべつ公園」「森と木の里センター」などと書かれています。少し上った先で,「東湖畔線」の看板のある分岐を右へ上ると,東屋のある展望台へでます。カルデラ湖に浮かぶ中央火口丘の島々が,いわゆる「松島」のように見えるロケーションです。ここまでは舗装されていますのでオンロードでも可。
 東湖畔線は,分岐の先ダートとなって北湯沢温泉へ抜けますが,登りの途中にも東屋のある駐車スペースがあり,更に高い位置から洞爺湖を見渡せます(↓写真)。
 洞爺湖北岸から北湯沢温泉に抜ける早月林道は,北湯沢温泉側の入り口は小学校の横の道で分かりやすいですが,洞爺湖側の入り口は少し勘を働かせる必要があります。また北湯沢側から入ったときは,道なりに走ると上の東湖畔林道に入ってしまいます。早月林道へは途中で右に曲がる必要があります。北湯沢側から東湖畔林道を走ってきた場合,最後の方の分岐で左へ降りてしまうと,R453の道の駅「そうべつサムズ」の近くに出ます。
 なお前回の有珠山噴火の火口は,「西山火口」として,火口のすぐそばまで木道が整備されています。交通標識・電柱・土木機械などが埋まったままの状態になっています。(Update:Aug/2005)

Photo 洞爺湖・東湖畔線より  Photo 有珠山・西山火口
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大滝

 支笏湖と洞爺湖を結ぶR276・R456沿いにあります。「キノコ」で村おこしをしています。
 支笏湖からのR276沿いの道の駅「フォーレスト276大滝」は,世界最大のログハウスがウリです。また自動演奏ピアノの流れる豪華なトイレもキレイでいいですね。でも,やっぱり「キノコ」。キノコ料理のメニューが種々取り揃ってます。たとえお腹が空いてなくても一杯100円のきのこ汁はいただくべきです。
 R456から登別へ抜ける道道沿いに,「三階滝」があります。道標が完備しているので迷うことはありません。滝の近くの橋の傍の祠から美味しい地下水が湧いています。
 更に村の中心市街を抜けて走ると,北湯沢温泉があります。「名水亭」というのが一番大きいらしく途中の国道沿いにもいたるところで看板を見かけます。ここは日帰り入浴可ですが,きちゃない格好をしたソロのライダーは泊めてもらえませんでした。系列の「ホロホロ山荘」へ行って,と和服美人の若い仲居さんに言われてしまいました。「ホロホロ山荘」の方は,宿泊料金がリーズナブルで,ジャングル風呂のような温泉もあります。食事もバイキングで,てんぷらは目の前で揚げているし,タラバガニの足は山積みだしと豪華でしたね。無料のマイクロバスが「名水亭」と「第二名水亭」との三箇所を結んでぐるぐる走っていますので,浴衣姿で温泉のハシゴも出来ます。(New:Sep/2004)
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寿都

 「すっつ」と読みます。松前・江差・瀬棚から岩内へと道南を日本海沿いに北上するルート(R229)は,あまり北海道らしい地域ではありませんが,交通量も少なく,海と鄙びた漁村の点在する風景の中をのんびりと流して行けます。岩内の南,積丹半島に向かって真北に突き出した岬が弁慶岬,この付近の義経伝説のひとつでもあります。いつ行ってもバイクを傾けて走らなければならないほどの強風が吹いています。この岬の東の深い湾の奥の風を避けた良港が寿都の町です。国道を走るとそのまま通り抜けてしまいますが,町の中心部は北に平行する旧道沿いにあります。

Photo 弁慶岬
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旭川方面

美深

 居心地の良いキャンプ場があるので,ここ数年ツーリング拠点のひとつにしています。今年(03年)は6泊しました。
 美深アイランドキャンプ場は,温泉も園内にあり,ツッカケで歩いて行けます。管理棟にはコインランドリーもあり,トイレも大きくキレイで,バイクはテントの前に置けるし,ともう長期滞在ライダーいらっしゃいの至れり尽くせりです。一泊200円ですが,6泊以上は100円/泊になります(※1)。また雨で停滞の日は絶好の洗濯日和(笑)。洗濯物を放り込んだら,無料のチョウザメ(キャビアの親魚)のミニ水族館や隣の道の駅で暇を潰します。その後,温泉に浸かって,休憩室で文庫本を読み,また温泉に浸かって,ロビーで新聞を読み,とグウタラします。雨の中の買出しや調理が面倒ならば,温泉や道の駅のレストランで食事もできます。まだ美深名物「チョウザメ料理」には挑戦していませんが。
 晴れれば気合を入れて稚内まで。サロベツ原野を一直線に抜けノシャップ岬へ,宗谷岬から浜頓別のクッチャロ湖とまわって帰れば,満足度100%のワンデイツーリングです。また朱鞠内湖まではすぐ,そこから幌加内でソバを食べ,霧立峠を越えれば日本海。オロロンラインを走って帰って来れます。オフなら函岳ライダーコースへ。歌登へ越えるダートは道北最長です。買出しは美深の街まで10分(※2)。Aコープとスーパーみしま,セイコーマートにセブンイレブンなどなどあります。ところで道内では新聞は(天気予報が詳しいので)道新(北海道新聞)を読むことにしているのですが,美深のコンビニではすぐに売れてしまって朝日しか残っていないことが多いのです。で,みしまの南側の新聞販売店で手に入れるのですが,入っているチラシはたいてい名寄のお店です。という訳で,地元の人も大きな買い物は名寄の街まで出るようです(デパート西條などあります)。(New:Sep/2003)

 ※1 受付のときに例えば「4泊します」と言えば¥200×4=¥800ですが,「6泊します」と言えば¥100×6=¥600です。3泊以上するつもりのときは「6泊する」と言いましょう。3泊した後で,気が変わってもう3泊延長しても割引にはなりません。(ただし毎年要領が変わっていますので,受付のときに確認して下さい)
 ※2 美深署交通課は仕事熱心です。旅人の私が気付いたのは以下だけですが:
  ・市街の北,R40の直線の長い区間は注意。特に道の駅と市街の中間あたり,道の東側に「交通安全」の塔のある建物の前後はしょっちゅうです(ほぼ毎日?)。
  ・美深峠のパーキングと美深側に下った大きな橋の袂のパーキングとの間(お盆や休日など?)。

Photo 函岳への道 Photo 函岳山頂から
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朱鞠内湖

 雨竜貯水池。人造湖としては北海道最大。日本最寒の地で自動車メーカーの寒冷テストコースがあるらしい。
 キャンプ場の売店でビールと焼肉セットと炊いたご飯を仕入れてお手軽な夕食ができます。売店が閉まってしまうと近くの集落まで走らないと買い出し出来ませんが,インスタントラーメンぐらいしかなかったです。買い物は,途中の街(美深・名寄・幌加内など)で済ませて来た方がよいです。湖岸の展望台の看板にはサカナの絵が描いてあったので,キャンプ場の管理人さんに「釣ってもいいですか?」と聞いたのですが,「かまわないけど,サカナいないよ」と言われてしまい,実際釣れませんでした。湖のまわりを一周すると,ダートと高速ワインディングをつなぐ事になり変化にとんだ走りが楽しめます。
 また朱鞠内湖のある幌加内町は「日本一のソバの産地」です。8月頃には一面の蕎麦の花の中を走ることになります。この辺りの新そばの季節は8月終わりのようで,「新そば祭り(世界そばフェスタ)」が毎年9月始めに開催されているようです。蕎麦好きの私としては残念なのですが,その頃には帰ってしまっています。
 
ツーリングマップルに「人気の手打ちそばのお店」とある霧立亭は,朱鞠内湖からも遠くなく,幌加内市街へのR275沿い,添牛内で霧立峠・苫前へのR239(霧立国道)が西へ分岐している地点のすぐ手前,道の左(東)側です。一見チェーンのラーメン店のような店構えです。(Update:Sep/2003)

Photo 夏空と雲とダート
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名寄

 歌登から道道120号を南へ下って来ると道道49号との三叉路・仁宇布(美深町)でちょっと休憩。「羊乳」をいただきました。¥310だったかな。よく振って飲む事,との注意書きに従っていただきましたが,ちょっと酸味のきついモロモロの入った独特の味です。飲む前はヨーグルトみたいな味かなぁ,生臭くないだろうなぁ,と恐る恐るでしたが,ちょっと違いましたね。結構飲み易いです。(追記:ここは最近は旧美幸線の線路を利用した「トロッコ王国」として賑わっています。お店は今はメガネ美人のYさんが仕切っています。羊ソフトは「じゃらん」でも紹介されたとか)
 美深市街には入らずに,手塩川右岸(R40の対岸)をピヤシリ山を目指して南に下りました。国道を一気に走らずこういう脇道に入ると結構地図に載っていない「見処」が道端にあらわれたりして,ちょくちょく一服することになります。道を間違えては「この先熊出没侵入禁止」の看板で引き返したり,手塩川の河原に出てしまったりと,そんな調子でのんびり走っていると,「日本一のヒマワリ畑」との道標が現れました。道標によると8月下旬前後が満開とか。まあ今は上旬だけどつぼみぐらいならついているだろうと,次々と現れる道標に従ってちょっときついダートを延々と登ります。いい加減うんざりした頃やっとたどり着きましたが,一面の葉っぱでした(^_^;)。うーん,これが咲いていれば見事だろうなぁ,と櫓の上で一服。中年夫婦の乗った4輪がやってきて,「咲いてませんね」とお互いに確認しました。(追記:このヒマワリ畑はその後メジャーになって,今では判り易い道標が国道からあります)
 この日はどうもついていなくて,ピヤシリ山へも登りましたが,道は工事してるは,そのうちもうそろそろ山頂かなぁという按配になっても,何やら下りになってくるし,ゴロタ石のゴロゴロする道で,前輪押さえるのがやっとになってきて,なんか変だなぁ,と。道端で一服していると,KDX(←バイクの名前です)の男の子が跳んで来ました。お互い相談したところ,どうやら道を間違えたという結論に。KDXの彼はこのまま行って反対側へ抜けるそうですが,私は引き返す事にしました。
 結局途中でみかけたロープで侵入禁止になっていた道が山頂への道でした。そろそろ夕方になってきたので,片道30分(だったっけ? 2時間だったような気も)の歩きはパスしてとりあえず証拠の写真をパチリ。
ツーリングマップルにある「ハイマツの群生と360度の雄大な展望」は諦めて,名寄市街へ下りました。なにやら他にも道端で見かけましたが,あまり多くを語りたくない(…)。このあとも風連町でテントを張るつもりが,雨がパラツキ出したので,R40を飛ばしてこの日は旭川東急イン泊まりでした。(Sep/1995, 追記:Sep/2003)

Photo 一面のヒマワリ(のつもり)
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稚内方面

浜頓別

 クッチャロ湖の湖岸に設備の整ったキャンプ場があります。広い芝生に樹木とベンチが散らばっています。売店・コインランドリーもあり市街地もすぐですので何の不便もありません。市街地が近いといってもキャンプ場の中からはわからず,前の湖岸と裏の林しか目に入らない静かな環境です。市街地からキャンプ場への入り口の両側に国民宿舎と温泉センターがあり,どちらでも入浴できます。温泉センターの方が新しく,街の人はこちらへ行くそうです。
 湖岸を一周する道は,緩やかな起伏の牧場地帯の中を通り抜けます。バイクで走るとあっという間ですが,のんびりとレンタル自転車でまわるといかにも北海道らしい伸びやかな風景にどっぷりとつかり込むことになります。
 市街地の中心あたりの路地の中程で,少し分かりにくいところに自転車屋さんがあります。このあたり(浜頓別と周辺の街)では,バイクを修理できるのはここだけだそうです。(Update:Feb/1998)

Photo クッチャロ湖周辺   Photo 安別駅(廃線)にて   Photo クローバーの丘
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中頓別

 ある年の夕暮れ,美深への帰りを急ぎR275を走っていると,道の駅「ピンネシリ」の隣に「ライダーメン」の幟のあるドライブインが。「なんだろう?」と早速翌日早めの時間に寄ってみるとあったのが,ドライブイン「マウントピンネ」でした。
 広い駐車場の奥の黄色の建物に入ると壁から天井まで一面,ライダーとバイクの記念写真が。入り口の横にはヘルメット置き場まで用意されていて,早速「ライダーメン」をオーダー。野菜たっぷりでスープがこぼれる味噌ラーメンと塩辛+ご飯のセットで大満腹でした。昼時を過ぎた時間でお客さんが途切れていたので,厨房から出てきたお店のママの「りっちゃん」やバイトの京都のライダーの女の子としばし歓談。りっちゃん手作りの交通安全マスコットやコーヒー・お菓子のセットをいだだき帰りました。帰るときにお店の前でバイクと一緒に記念撮影。地元のお客さんがいろんなバイクを見ると喜ぶとか。
 と,それ以来,美深に居るときはちょくちょく「マウントピンネ」に寄るようになりました。雨の日などは「マウントピンネ」まで走るのが一日の全走行距離だったりして。去年(02年)は,ステッカーの相談をされ,ぺたぺた貼りまくったバイクを見せながら,
 「ぼくみたいにステッカー貼るのが好きなライダーは,もう張るスペースが少なくなってるから,あまり大きなステッカーは貼りにくいし,逆にバイクに貼るのが嫌いな人でも小さなステッカーなら貼って貰えるかも」
 と説明すると,翌年(03年)ぴったりサイズの「マウントピンネ」オリジナルステッカーが登場していました。(残念なことに,このマウントピンネは06年10月に閉店されたそうです)
 で,この近くにあるのが知駒峠。もう何回も走っているお気に入りの道の一つです。「マウントピンネ」と中頓別市街の中間辺りの三叉路から,西へ問寒別へと知駒岳を抜ける道道785号線です。
 逆光にならないように太陽を背にして走ることを考えると,午前中なら東から西へ抜けるのがお勧めです。問寒別(幌延町)への下りでは,地学の教科書でもみているような丘陵地帯の風景が広がります。午後なら逆方向へ。東側には宗谷丘陵南端の重畳とした山並みがどこまでも続いています。峠のパーキングからの敏音知岳の姿もいいですね。
 と,道端で何か見かけるとつい寄ってしまうのですが,今年はずっと気になっていた寿公園に寄りました。って,要するにR275沿いから見えるF104が気になっていたのですが,浜頓別から美深に帰るときはいつも急いでいたので素通りでした。中頓別市街から浜頓別寄りにある集落です。SLとF104が飾ってあります。大友克彦の「気分は戦争」みたく記念撮影したかったのですが,ご近所のお年寄り+おかあさん+子供たちの目を気にして(あまりにも怪しいオジサンに見えるのではと)果たせませんでした。
 このR275沿いの集落は,それぞれかつての国鉄天北線の駅だったようです。(New:Nov/2003)

Photo 知駒峠より敏音知岳
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歌登

 オホーツク沿いの枝幸町から10数キロ山の中に入ります。町から更に南に10キロほどいくと歌登町健康回復センターがあり,いろいろな施設の中に温泉ホテル・キャンプ場があります。キャンプ場は尾根の上にありますが,自由に利用できる施設がそろっています。ログハウスにはガス湯沸かし器付きの流しや水洗トイレなども設置されていてノートに名前を書くだけで利用できます。下の新築(?)のホテルでは¥300(だったっけ?)で観光ホテルのような立派な温泉に入れます。買い出しは町まで降りないと駄目なようですが。
 歌登を出て南へ道道120号を行くと,廃線跡のような「遺跡」が道沿いに現れてきました。鉄道マニアではないので詳しい事は分からないのですが,この辺りを国鉄が走っていたんでしょうか? 北海道はほんとに道路は立派だけど鉄道は迫害されていますねぇ。税金で作った道路と原則独立採算の鉄道が自由競争すれば負けるに決まっていますが。この辺りの社会資本に金をかける余裕の無い「貧乏国」日本の象徴のような光景です。
 付記:上記文中「貧乏国」と書いたのは,「バブル」の余韻の残っている頃でしたが,今となっては皮肉にもなんにもならないですねぇ。なお,歌登の市街自体は,当時よりも発展しているように,余所者には見えます。(Update:Sep/2003)

Photo 道端にて
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網走方面

雄武

 オホーツク沿いの小さな町です。興浜南線の終着駅でした。興部から浜頓別へ出るにはここから興浜北線の北見枝幸までバスを乗り継がなければなりません。ある年の夏,ある日の夕暮れ,北からR238を下って来た私は,町の入り口の国道沿いの食堂で夕食を取っていました。店のオヤジさんは話好きらしく,この魚は何々(残念ながら名前は忘れてしまった)でめずらしいんだよ,とか色々と説明してくれます。
「昔ね。学生の頃,国鉄で来たんですよ。」
「そう」
オヤジさんは興味なさそうでした。町にはもう鉄道はありません。

Photo 国鉄雄武駅   Photo 雄武バス停(国鉄興浜線未開通区間代行バス北見枝幸行)
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中湧別

 サロマ湖の西,オホーツク沿いの湧別と湧別川上流の上湧別との間,行政区画で言えば上湧別町です。国道247号から一ブロック入った所に
道の駅「中湧別」があります。図書館などが入った文化センターとバスターミナルが合体したような施設ですが,文化センターTOMの中に「日本でも数少ない,北海道では唯一の」漫画美術館があります。いかにも新しい公共施設といった建物で,なかなか居心地の良い道の駅でした。
 追記:この道の駅はますます立派になっています。TOMは健在ですが,道の駅(スタンプを置いてある場所)は,SLを展示してある方の駐車場の奥の,新しくできた立派な温泉のフロントの前に移っています。ライダーなら思わず「勝手に入っていいのかなぁ」と思ってしまう建物です。って入るのに躊躇したのは私自身でした。(Update:Sep/2003)
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滝上

 「芝ざくら」で有名な町です。芝桜の開花は5月半ばで,夏のツーリングシーズンには見ることができませんが,街の北の丘の中腹にある「滝上公園(芝ざくら公園)」に登ると,駐車場の端から,小さな谷間の盆地にこじんまりと収まった市街が一望できます。初めてこの街に泊まったときに,ちょうど野阿梓の『バベルの薫り』(早川文庫)を読んでいる最中だったので,小説の舞台の街と重なってしまって強い印象を残し,以後何回となく訪れています。
 「童話村」で町おこしをしているので,本当に小さな市街地の街にもかかわらず(失礼!),ハーブ園やホテル,道の駅「香りの里たきのうえ」など,施設が密集しています。私は道の駅でハッカ・オイルをお土産に買いました。ここの「ホテル渓谷」は公的施設のようで,結構リーズナブルな料金で居心地が良かったです(2・3回泊まりました)。お風呂は,人工ラジウム泉ですが,日帰り入浴もやっていることからわかるように,それなりに温泉気分です。
 この街によく来るのは,道北から道東へのショートカットになるからでもありますが,西隣の朝日町とを結ぶ道道61号がお気に入りの道の一つだからです。朝日町のダム湖・岩尾内湖の湖岸を抜け,ワインディングを登りつめると上紋峠。晴れた日には山深い大きな風景が広がります。毎年一度は通るお勧めの峠です。(New:Nov/2003)
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知床半島@

 やっぱり第一級の観光地ですね。見物したところをならべていくと観光ガイドになってしまいます。私は一度北海道に渡ると2〜4週間うろうろするので全道を一周することが多いのですが,短い休みしか取れなくて初めての北海道なら,道東・釧路を基点に阿寒湖周辺と知床をまわればとりあえず後悔しないんではないでしょうか?
 道東の夏は寒いです。冬は内陸部が冷え込むそうですが,夏,宗谷岬からオホーツク沿いに「南に」下って行くとだんだんと気温が下がってきます。根室・釧路あたりが一番涼しいようです。内地の夏からは信じられないでしょうが,根室へ向かう海岸沿いなど,8月に「Tシャツ+ワークシャツ+3シーズン・ジャケット」でも寒くて,晴れているのにその上にレインジャケット(雨具)を着込んだことが一度ならずありました。また特に前からの風圧で「胃」が冷えるので,防寒せずに走っていると,シクシク痛くなって来てしまったこともあります。(寒さは年によって変わりますが。)
 知床半島は温泉地帯です。ウトロ・岩尾別・羅臼とあります。また露天風呂はカムイワッカ・岩尾別・熊の湯・瀬石・相泊などです。
 半島のウトロ側,岩尾別温泉は一軒宿の温泉だそうですが,残念ながら私は岩尾別YHに泊まったので知りません。学生時代泊まった時は,岩尾別YHのミーティングはランプの光の下でした。今でも岩尾別旅情を唄っているんでしょうか? さすがに中年になるとYHに泊まるのも気恥ずかしいで気になります。(追記:その後,岩尾別温泉も探訪しました。無料露天風呂は,温泉宿の駐車場の奥から降りてすぐです。駐車場から見える手前の二段に分かれた立派な岩の湯船と,少し先の滝見の湯とがあります。更衣室などの設備は一切ありません。手前は駐車場からも丸見えです。ホテル地の涯は3時までなら日帰り入浴ができます(¥500)。石鹸も含めアメニティは一切ありませんので銭湯代わりにするときは入浴セット持参のこと。なお混浴露天風呂がありますが,他の建物等から覗けますので条件は無料露天風呂とあまり変わりません)
 カムイワッカ湯の滝は知床林道の奥にあるのですが4輪が渋滞しています。バイクなら楽に入れますが,道端で着替えるのはちょっと恥ずかしいですね。沢登りという感じで奥へ登るほど岩棚を流れる水が暖かくなって行きます。所々適当な湯船になる淵があります。好みの湯温のところでゆっくりと浸かって帰って来るので,まだ一番奥までいったことはありません。初めて登ったときはビーチサンダルで行ったのですが,岩登りしなければならない所などあって苦しい。翌年は入り口のところのレンタルワラジを利用しました。靴下の上にワラジを履いて登るのが正解のようです。(追記:数年間からお盆を中心とする夏休み期間は,車両乗り入れ規制中です。知床ネイチャーセンターなどの駐車場に車・バイクを停めて,シャトルバスを利用しなければなりません。また知床五湖の駐車場は03年夏からバイクも有料になりました)(Update:Aug/2004)

Photo カムイワッカ湯の滝 Photo 岩尾別温泉(無料露天風呂) Photo 知床五湖
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釧路方面

知床半島A

 瀬石(せせき)と相泊の二つの露天風呂は羅臼から半島の奥へと入ります。海岸にまで迫った知床半島の脊梁山脈の縁を,海に落ちそうになりながら舗装路が相泊まで細々と続いています。どちらも道から見下ろした海岸にある開けっ広げな露天風呂です。瀬石温泉は個人が管理されているので,一声かけてからお湯をいただきます。潮が満ちてくれば海に沈んでしまうような,ただ岩で囲んだだけの湯船です。何も施設はありません。道路から見えないように岩蔭で着替えます。相泊温泉は男女別にバラックで囲まれていますが,海側には壁がなく,岩浜越しに海を眺めます。

 95年に瀬石を訪れた時はTVの中継車が来ていました。露天風呂に入りながら先客のライダーに聞いた処では3時からの番組の中継だという話です。彼はTVに映りたいのでこのまま瀬石で待っているとか。相泊まで往復して戻って来るとちょうど撮影をしていました。
 走っている最中,出会うライダーとの世間話によると羅臼の国設キャンプ場は一杯だとか。「写ルンです」のフィルムがなくなったので,羅臼の町のコンビニで「撮りっきりコニカ」を買って出て来ると,年配のライダーに声を掛けられました。
「どこ泊まるんです」
「熊の湯のところのキャンプ場は一杯だそうですね」
「うん。僕はこれから帰る処だから,よかったら場所を譲りましょうか」
と親切におっしゃって下さいました。ちょっと心が動いたんですが,混雑したキャンプ場では落ち着かないので,ありがとう,でもいいです,と断ってしまいました。
 後で上まで走って行くと確かに大盛況です。ちょうど雨がぱらついて来たので,熊の湯には入らず,往路で下見していた市街地のそばの町立キャンプ場にテントを張りました。ここはちょっとした丘の上ですが,コンビニが近いのでビールの心配が要りません。
 追記:その後,中標津をベースにした知床ツーリングの途中で,何回か「熊の湯」にも入りました。道端の狭い駐車スペースにバイクを止めて,タオルを持って,橋を渡ります。少し下ると温泉は男女別で,手前の女風呂は板塀で囲まれています。奥の男風呂は更衣場所のみ小さな小屋,湯船は純露天です。人が少ないときや地元の人が入る時間帯は熱いようです。小さいながらも体を洗うスペース(もちろん露天)があるので,まあ熊の湯キャンプ場泊まりでもOKかな? (Update:Aug/2005)

Photo 瀬石の露天風呂   Photo 相泊温泉
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中標津    →地図

 「シベツ」というのは確か「大きな河」という意味だと記憶しています。「ベツ」が「川」という意味なので,川沿いにある街で,上流の街は「上〜ベツ」・中流域の街は「中〜ベツ」・河口の街は「浜〜ベツ」,という地名をよく見かけますね,北海道では。
 国鉄の駅名でいうと,標津川の河口にあるのが「根室標津」で,そこから上流に遡って「中標津」がありました。国鉄はもうなくなりましたが,中標津空港があるので時間距離は近い街です。
 初めて国鉄中標津駅に降り立ったのは,学生時代。1979年の8月です。大学の写真部の合宿で,夜行列車と青函連絡船を乗り継いで北海道に渡りました。椴法華村の国民宿舎での合宿の後,部員たちはカメラを抱えて,てんでに北海道各地に散りました。私は,アタックザックを背負い,ユースホステルの会員証と20日間有効の周遊券を握り締めて,左回りに北海道を一周しました。
 初めての北海道旅行なのでほとんどが有名観光地をつなぐ計画でした。が,一つぐらいは観光地でないフツーの北海道の街を歩いてみたいとも考えていました。中標津を選んだのは,その前にTV番組『遠くへ行きたい』を見て強い印象を残していたからです。浜中YHから岩尾別YHへの移動の一日,根釧台地の原野の中を抜けて来た根室標津までの列車を途中で降りました。
 それから十数年後,以来毎年中標津に来るようになったのも偶然です。
 知床半島を南下しながら,雨の中をヘルメットのシールドについた水滴を拭いながら走っていると,(たぶん泥の微粒子でシールドが)傷だらけになって前が曇ってしまったので,バイク屋を探して中標津の街をうろうろしたのですが,見あたらない。通りがかりのカブのおじさんにをたずねました。街の中心から旧国道を東に少し行くとあるということで,「らいだーすさろんBUM金沢」というショップを見つけました。金沢さんと奥さんと『ライダー』の二人+一匹でやっておられるお店です(当時はまだライダーはいませんでしたが)。居心地がいいので,オイルやフィルターの交換・チェーンの増締めなどに,翌年から毎年寄るようになりました。
 中標津の町は,大きなスーパーや書店もありなかなか便利です。書店は,大阪などでも道路沿いによくある駐車場付きの郊外型店舗(TSUTAYA併設)が,コミックの品揃えも良く便利です。またショットバーやインターネットのできる漫画喫茶など,都会にあるものは一通り揃っています。ツーリングマップルにある国道沿いの回転寿司「すしロード」は,毎夏,ライダーには一品のサービスを行っているようです。街から釧路・弟子屈方面に走ると国道沿いの左側に目立つ駐車場付の郊外型店舗です。
 温泉は市街地に集中しています。マルエー温泉,湯トピア,東洋グランドホテル,町営保養所,ちょっとはずれにウィングイン,とあります。一番高いグランドホテルで¥600(04年から¥500に値下げ)でした。マルエー温泉は,数年前にビジネスホテルに改装してきれいになりましたが,町で唯一の銭湯が閉業して以来,銭湯代わりに公的補助を受けていているそうで,銭湯料金で入れます。コインランドリーがあることを確認済みなのは,東洋グランドホテル・保養所・湯トピアです。東洋GHと保養所は目立つところにあります。湯トピアは温泉の方のフロントで声をかけると,併設のライダーハウスのコインランドリーが利用できます。マルエーは,私は気がつきませんでしたが、あるそうです。他には年中閉まっている喫茶店(?)の裏に回るとコインランドリーがあります(04年8月には表の扉も開いていました。セイコーマートの向かいです)。なお開陽温泉は2000年現在休湯中です。(町が買い上げて整備するという噂があるそうです)  キャンプ場は,市街地のはずれの緑ケ丘森林公園の奥に町営(¥210)があります。開陽台の展望台の裏は,町は正式にはキャンプ場と認めていないそうですが,問題ないようです。責任持たないけど勝手にキャンプしてね,っていう感じでしょうか? もちろん無料です。
 開陽台はずいぶんときれいになっていて,4輪も多く,観光スポットと化しつつありますが,「330度の展望」はそのままです。展望台の一階には,土産物屋と(前は駐車場の隅にあった)食堂が入り,裏のキャンプ場もきれいに整地されています。オフロードバイクなら駐車場脇からキャンプサイトまで入れます。4輪やビッグバイクは駐車場に停めて,サイトまで階段を昇り降りすることになりますが。※なお極個人的意見ですが,北海道土産は開陽台のハイジ食堂で買える「中標津美留久餅」,と決めてご近所に配っています。そのままでも冷蔵でも冷凍でもいけるという優れもの(?)です。私的には冷蔵庫で冷やしたぐらいが一番美味しいかなぁ,と。
 森林公園のキャンプ場も,開陽台のそれも,施設は立派なものが揃っています。森林公園は樹間なのでちょっと湿気が多く,開陽台は開けっぴろげなので悪天候のときは大丈夫かなぁ,という程度です。(Update:Aug/2004)

Photo 緑ヶ丘森林公園キャンプ場 Photo 中標津駅にて
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養老牛温泉

 中標津(開陽台)から道道150号を西へ向かい適宜現れる道標に従って行くと養老牛温泉にでます。温泉街を抜けると道は細いダートに変わり,しばらく行くと道の右に露天風呂が見つかるでしょう。
 からまつの湯は,細い渓流の岸に岩で囲んだ小さな湯船です。流れの水を引き込むことにより湯温を調整できるように工夫されています。バラックの更衣室が傍に男女別に2つ建っていますが,湯船自体は完全な露天が一つだけです。先客のライダーと挨拶を交わしながらお湯をいただいていると,カップルが4輪で現れたので,写真は遠慮して更衣室だけ写しました。
 ダートをそのまま進むと再び道道150号に出,裏摩周方面に抜ける事ができます。

Photo からまつの湯
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別海

 中標津から別海あたりを走っていると「新酪道路」という標識を至る所で見かけます。牧場地帯を貫く農道だと思うのですが,国道・道道とはまた違った雰囲気があります。
 中でもお勧めは,別海の市街地からR243を南に下った「中西別」「上風連」への道が右二方向へ分かれる交差点を上風連へと下る道です。アップダウンを繰り返し丘陵地帯を抜ける道の両側に,いかにも酪農地帯といった風景が広がります。南の奥行から入る場合は,パーキングの西側の道を南へ入ると,すぐに道は西方向へ曲がり,「別海→」と言う標識で右折します。このあたりの道は,ツーリングマップルに載っていない道もたいてい通り抜けられ,のんびり走るには最適です。R243の「新酪農村」という標識のある交差点からも入ることができます。
 ところでツーリングマップルでは「新酪農村展望台」のマーキングが,旧版でも04年度版でも,この道から離れたところにありますが,実際には道のすぐ脇に駐車スペースを伴って建っています。結構目立つモニュメントなので見落とすことはないでしょう。「スリル満点」ともありますがまだまだしっかりした構造物です。下川町のサンル牧場の展望台のような,錆びた鉄板踏み抜いたらどうしよう,なんて状態ではありません。なお展望台の碑文によると,「新酪農村」とは「建売牧場」だそうです。(New:Aug/2004)
 ※ところで「別海」ってどう読むんでしょう? 道路標識には「Betsukai」とあるのですが,地元の人は「べっかい」と発音しているような。もっとも昔見たテレビ番組では,この道路標識のローマ字表記は,よそから転勤してきた警察署の職員がそのときそのとき適当に発注しているので結構いい加減だと言っていましたが。

Photo 新酪農村展望台より
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帯広方面

然別湖

 山の中の湖です。まわりの然別湖畔温泉は観光地,山田温泉は一軒宿,北の麓の糠平温泉は温泉場という印象でした。湖畔温泉から北に数分走ると山田温泉の手前に然別湖北岸野営場があります。ここは95年の8月の北海道でキャンプした中では一番寒かったです。標高が意外とあるようです。トレーナーを着込んでスリーシーズンのシュラフにもぐりこみ,上にバイクジャケットを掛けても夜中に寒くて目が醒めました。
 ここは静かなキャンプ場です。バイク・車は中に入れる事ができません。荷物の運搬にはリヤカーを貸してくれます。また夜二時に電源が落とされます。二時前でも湖岸まで降りると,キャンプ場のランタンの光も届かず,さすがに帯広方面は少し明るいですが,湖とそのまわりを囲む山々の上に満点の星空が広がっていました。
 キャンプ場の管理人さんの話によると,湖畔温泉の観光ホテルでは入浴不可,山田温泉で入浴できるそうです。ビールは近くのホテル・旅館の中の自動販売機ぐらいのようです。私は20キロほど北の糠平温泉まで入浴に走りましたが,糠平温泉の集落には食料品店・酒屋・薬局・食堂などもあります。酒屋のオヤジさんは話好きな方で,この酒は冷えたのがあるとか,どこから来たんかとか,の最後にマケてくれました。最初に目についた旅館で入浴させて貰いましたが,露天風呂も渓流沿いでなかなかオツでした。キャンプ場がある(らしい)ので,こちらでキャンプするのも楽かも知れません。
 翌日日高へ抜けるためにR274を走っていると鹿追で道端に駐屯地が。門の前にバイクを止め詰所で頼むと,若い兵隊さん一人がついてくれて,引退した(?)戦車に触らせてくれました。

Photo 然別湖 Photo 「うちのは最新型じゃないんです」兵隊さんにお願いして74式と記念撮影
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北海道へのアクセス

序説
 毎年6月初めに出る「
アウトライダー」や「モーターサイクリスト」の7月号あたりで,「北海道特集」をやっているので,とりあえずはそれを見るのが確実ですが。 ←と書いてからずいぶん時間が経ち,その間に「アウトライダー」は休刊を経て,出版社を変えて季刊ムックになっています。しばらく「じぱツー」ぐらいしか元気なツーリング誌がなかったのですが,これはちょっと若い人向けみたいでオジサンにはつらかった。とりあえず03年夏の北海道ツーリングでは,最後発の「ツーリングGoGo」が評判が良かったようです。「じぱんぐツーリング」と同じ小さ目の版型の月刊誌です(ただ私の近所の書店にはいまだになく,北海道で始めて目にしました)。
概論
 閑話休題。北海道へバイクを持って行くには,「自分で走って行く」「長距離フェリー」「バイク専用列車」「自動車陸送便」「航空貨物」などの方法があるようです。この順に体力や時間を節約できますが,その分,財布が消耗します(笑)。
 ※なお私自身は,自走とフェリーしか経験がないので,他は二次情報です。
自走
 「自分で走っていく」のは,大阪から青森まで,日本海まわりでも1500キロぐらいあるので,どうしても最低1泊は必要です。高速はまだ新潟辺りまでしか通じていないので,そこから先は以外と時間がかかります(内陸の東北道へ出るという手もありますが)。それに夏の北陸はフェーン現象とまでは言わないまでも,とにかく「アツイ」です。ただ青函フェリーは深夜も走っているので,夜行便で仮眠すると時間が節約できます(もっとも青函連絡船の夜行はゆっくり6時間かけて走っていましたが,フェリーは4時間でついてしまいますので熟睡はできません)。大間からの便は数が少ないですが,大間の港のそばでキャンプできるので便利です。カウル付きの大型バイクだと,名神(名阪)→東名(中央)→東北道と高速を使うという手も使えますが,いずれにしてもしんどいでしょうね。以前,自動車で一度とバイクで一度往復したことがありますが,どちらも東北ツーリングを兼ねていたので,北海道だけが目的の場合はお勧めできません。
フェリー
 「長距離フェリー」が,一押しです。北海道へ渡る便は,舞鶴か敦賀を深夜に出て2泊して早朝小樽に着くという便利なダイヤになっています(補足:03年夏現在,敦賀−小樽便は運休。往きは舞鶴→小樽,帰りは苫小牧東港→敦賀,がもっとも休暇を有効に使えます)。乗る前は,2泊も船の中に閉じこめられるのはかなわんなぁ,という印象だったのですが,結構居心地も良いし退屈もしません。96年は出発の予定が立たず舞鶴からの便の予約がとれず,新潟(直江津発もある)から小樽行に乗りましたが,夕方着の便だったのでちょっと不便でした。でも,このフェリーの売店で地元発行の北海道キャンプ情報の本を売っていたので,上陸してから重宝しました。また,関東圏からのライダーとも乗る前から知り合いになれました。フェリーは日本海側と太平洋側を走ってますが,太平洋側の方が料金が割高な分,船の設備が良いですね。冬の日本海のイメージからか,日本海側の方が波が高いと思っている人の話をよく聞きますが,実際には夏は太平洋側の方が波が高いようです(遥か南方海上の台風のうねりが近海まで来るので)。ある年仙台から名古屋行のフェリーを利用しましたが,当日の飛び込みでも乗れました。翌年,苫小牧発仙台経由名古屋行を利用しましたが,30ベットある2等寝台の一室が,仙台で29人降りてしまって,一人部屋に。なるほど仙台からならいつでも乗れるなぁと。北海道行は比較的予約を取り易いです(8月初めまでの舞鶴発なら飛込みでも乗れました)が,8月後半の帰りの便は20日前後に集中するので早めに予約を取った方が良いようです(通常2ヶ月前から)。
列車
 「バイク専用列車」は,大阪からは「モトとレール」,東京からは「モトトレイン」という企画が毎年あるようです。バイクのための貨物列車を連結していて一気に北海道へ上陸できます。料金も手頃なので人気があるようですが,その分すぐに予約が埋まってしまうので早めにプランを立てておいて,駅の旅行センターなり,時刻表でチェックを入れます。(追記:この列車便は現在休止中のようです)
陸送
 「自動車陸送便」というは,運送会社のトラックで運んで貰うというものです。道路を走っていると良く見かけるように,乗用車の陸送はいくつもの会社がやっているようですが,「日産陸送」という会社ではバイクも運んでくれるそうです。各飛行場のそばにも営業所があるので,これでバイクだけ先に運んで貰い,自分は飛行機なり列車でのんびりと行きます(追記:現在,複数の会社で同様のサービスがあるようです)。大きなバイクショップなどで,ツアーを募集してショップのトラックで運んでくれるという企画もあるようですが,これは日程が合わないと利用できませんね。似たような手段に,長距離フェリーでバイクだけ運んで,自分は飛行機か列車でいくというものがあるようですが,乗用車と違ってバイクの場合は自分で船への積み降ろしをしなければならないそうなので,船は絶対にイヤという場合以外は利用しにくいでしょうね。
航空便
 「航空貨物」は,自分の乗る飛行機に専用パレットでバイクを積んで飛ぶというものですね。最低一泊は指定ホテルから選んで泊まらなければいけないというパック旅行です。JALやANAでやっているようです。
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注釈(五十音順)

アウトライダー

 ミリオン出版発行の月刊ツーリング情報誌。毎月始めに出る。バイク雑誌はいろいろとありますが,全国誌で,ツーリング専門誌はこれぐらいではないでしょうか。大阪では江坂の東急ハンズでバックナンバーが手に入りましたが,最近は誌面のバックナンバー常備店のリストに載っていませんね。東京では神保町の書泉ブックマートの地下に結構揃っていました。
 ↑というのは以前の話:一時休刊していましたが,立風書房から季刊ムックとして復活しています。03年春号から現在は第4巻03年冬号まで出ています。バックナンバーは www.amazon.co.jp で「和書」「アウトライダー」で検索すると入手可能です。(Update:Dec/2003)
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お風呂・コインランドリー

 長期ツアラーにはチョッチ切実な問題ですね。ユースホステル泊まりっていう場合はノープロブレムなんですが。
 とりあえず,なんとかなります。
 お風呂に関しては,各市町村に一つは「健康ランド」のような施設ができています。というより,温泉を探して走るっていうのが,北海道ツーリングの楽しみのようになっています。離島の場合でも島のどこかに一つは銭湯があるようです。ただし毎日開湯ではない場合もあるようですので,その辺だけ注意して下さい。リッチにシャンプー・リンスまで備え付けのところから,銭湯のようにすべて(石鹸・タオル)持参でなければならないところまでありますので,とりあえず初めてのところは入浴セット持参で行って下さい。プラスチックの洗面器が備えて付けていないお風呂というのは残念ながらまだ出会っていませんが。。
 車と違い,ライダーの場合,貴重品をすべて持ち歩かなければならないのですが,ちょっとしたところでは,大抵貴重品ロッカーがあります。なければ番台のおばさんに預けるしかありませんが。この手のロッカーは大抵,100円入れて使い終わるとお金が戻ってくるタイプです。例外ですが,静内の温泉の場合,小さなロッカーは,50円入れて戻ってこないタイブなのでといって受付のおばさんが50円玉を両替して下さいました。でも大きな方のロッカーはお金がいらないから,空いていたらそっちを使いなっ,と教えて下さいました。
 コインランドリーはありません。大きな町にはあるようですが,見つけるのが結構大変です。で,どうするか。まずライダーハウスを探して下さい。次に「健康ランド」のような温泉施設にも結構付属しています。あとは,キャンプ場の管理人さん・バイク屋さん・ガソリンスタンドの人に聞いて下さい。実は通りすがりの町の人に聞くのが一番確かだと いう話も某キャンプ場で聞きましたが,コインランドリーなんって,本来フツーの堅気の人間には必要のないものですので,地元の人も結構知らないようです。
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オンロード/オフロード・バイク

 厳密な意味はちょっと違うかも知れませんが,フツー雑誌や仲間内で使う時は,舗装路を主に走るモーターサイクルがオンロード,未舗装路(ダート)も走れるのがオフロード,でしょうか?
 オンロードはロードスポーツとか言ったりします(これも厳密には違うか)。レーサーレプリカとかネイキッドとかツアラーって,やつですね。このうちネイキッドには,カウリングがついていません。「単車」と言った場合にフツーの人が頭に思い浮かぶ形のフツーのバイクです。一番好きなんですが,高速は風圧が凄いし,ダートはちょっとしんどいし,と今は乗ってません。
 オフロードって言っても,公道(道交法の適用されるフツーの道)を走れないバリバリの奴から,トレール・デュアルパーパスまで色々ありますよね。オフロードを直訳すれば「道じゃないところ」だから,たとえ未舗装路でも公道には違いないんだから,オン&オフと言った方がいいんでしょうが,フツー縮めてオフです。HONDAのカタログには「デュアルパーパス」と分類されています。高校生はこの手のバイクをひっくるめて「モトクロ」と呼んでいます。だいぶ外していると思うのですが,自分らの言い方も所詮は仲間内の用語法ですから,人のことは言えない。
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カニ族

 バックパッカー。リュックを担いでの旅行者。アタックザック(背嚢型)ではなく,昔風のリュックザックはサイドポケットが横に大きく張り出しているため,改札口などを横向きにカニ歩きして通り抜けるために命名されたらしい。今でも使うのかなぁ。二十数年前は,リュックではなくアタックザックを担いでいたけど,地元の人にこう呼ばれました。バックパッカーというと大きなフレーム付きのザックを担いだ外人さんのイメージですね。
 ちなみに,バイクは
ミツバチ族,自転車はチャリダー・バイカー,歩きはトホダー・アシダー,とか一部ではいうらしい。
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ツーリングマップル

 噂によるとツーリングライダーの約8割が持っているという
昭文社発行のライダー向け道路地図帳。オンロードバイクに乗っていた頃は開くとタンクバッグに丁度入ったので便利だったのですが,オフに乗り換えてからはウェストポーチに入れています。また道の状況や施設などいろいろ詳しいので,車で出かける時も愛用しています。
 著者はいろいろ苦労なさってるんでしょうが,やはり道路は生き物。完全に信用していると,いきなり通行禁止だったり,キャンプ場がなくなっていたりと,酷い目に会う事も何回か。。
 ※という記述はずいぶん前に書いたのですが、そのあいだに名前もツーリングマップからツーリングマップルに変わり、版型も2度変わりました。2000年度版からは,無線綴じになり,使いやすくなっています。(Update:Dec/2000)
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バイク屋

 北海道では小さな町にはバイク屋さんがありません。地方では,カブなどを扱っている自転車屋さんに駆け込むことになります。でも聞くところによると,バイクを扱える人が引退したりで,そういう自転車屋さんすらどんどん減っているそうです。トラブりそうなときは,早めに大きな街で手当てしておきましょう。
 なお逆にツーリングライダーの多い地域のバイク屋さんには,夏のシーズン中は無休で営業したり,部品の在庫を持ったりしていて,親切なお店にあたると助かります。(new:Dec/2000)
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ホクレン

 ここでは北海道の農協経営のガソリンスタンド(GS)の事。毎年夏になるとライダーいらっしゃいのキャンペーンをやっていました。キャンペーン参加のGSで給油すると,地図や旗が貰えたりスタンプを押してくれたりします。ツーリング情報なども親切に教えて貰えます。キャンペーンに参加していないホクレンのGSも多いので注意。北海道に上陸したら,とりあえず「ライダー歓迎」の旗・立て看を探して給油して見ましょう。
 なお小さな町のGSは,日曜定休の場合が多いので、マップでGSのマークを確認してギリギリで走っているとエライ目にあうことがあるので要注意。ロングツーリング中は曜日の感覚がなくなることがあるのでね。(Update:Dec/2000)
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北海道キャンピングガイド

 \1800(97年版)とちょっと高いですが,お勧めです。「Rise」という北海道のアウトドア情報誌を出している札幌のギミックという会社から毎年4月頃にでているようです。各キャンプ場に「ライダー中心」「ファミリー中心」「オールマイティ」の評価が付けられていて,近くのGS・商店・お風呂その他の情報も親切で分かり易いと思います。
 入手方法ですが,道内でも一般の書店では,置いているところが少ないような気がします。大阪では梅田の駅前第一ビルのIBS石井スポーツ(登山用品部の2階テント売り場),苫小牧では市街からフェリーターミナルへ向かう産業道路沿いのセイコーマート(コンビニ)で,また釧路では駅前の小さな書店で見かけました。新日本海・東日本海・東日本の各フェリー船内の売店でも扱っているようです。→
リンク
アマゾンで「北海道キャンピングガイド」と検索すると出てきます。2009年度版\1,575。(Update:Aug/2009)
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道の駅

 元々は一般道にも高速道路のSA(サービスエリア)みたいな施設を作ろうという趣旨だったそうですが,観光物産館みたいになっていますね,大抵のところが。まあ広いパーキングに,きれいなトイレはあるし,食事も取れてお土産も買えるという点で重宝しています。走っていて見掛けるとつい寄ってしまいます。中には結構特色のある楽しい駅もあります。北海道の道の駅では,道路地図も無料で貰えるのが嬉しいです。なおこの「
北海道 道の駅 SAFETY ROAD MAP」は置いている駅といない駅があります。置いている道の駅でも近年は平積みしてあるのを見かけないような。インフォメーションの人に「地図ありますかぁ」と聞いて,置いてあれば出してもらえます。全道が一枚で見渡せるのでプランを練るのに便利しています。高速のSAでもらえる地図は高速の範囲しか載っていないので。(Update:Sep/2004)
 ※公式サイト → 北の道の駅 (携帯自動判別:携帯電話で http://hokkaido-michinoeki.jp/ へアクセスすると携帯用ページが表示されます)
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ミツバチ族

 バイクツーリングするライダー。エンジン音「ブンブン」から来るらしい。実際にこう呼ばれた事はありませんが。
ライダーハウスなどのネーミングに使われているのは見かけました。
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ライダーハウス

 木賃宿。食堂やら銭湯やら民宿やらバイク屋さんあるいは個人が,ボランティアベースで開放している宿。無料あるいは心付け程度,で泊めて貰える。その食堂で食事をする事なんて条件のところもあります。寝袋を持参した方が良いです。あくまでボランティアなのに何か勘違いしているマナーの悪い利用者がしばしば問題になっているようです。
 夕方雨が降り出して今日はキャンプはいやだなぁというときには探して見ましょう。ガソリンスタンド(特にキャンペーン参加の
ホクレンなど)で聞くと分かるかもしれません。「旅ツーリング」(正式名称が未だに分からない)という本などにある程度のリストが載っています。
 といいつつ実は私はライダーハウスに泊まったことはありません,雨が降っていてもテントを張るっていう「あうとどあー」なやつだからです。でも,コインランドリーはちょくちょく利用させていただいています。一般のコインランドリーのないような小さな町でも,ライダーハウスに行けば宿泊者でなくても利用させていただけるからです。その印象ではライダーハウスの方々は親切な方ばかりでした。
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このページについて

※結構偏っているかもしてませんが,ガイドブックに載っているようなことを書いても仕方ない,と思っています。内容はすべて私の体験ですが,古い記述もありますので,参考に留めて下さい(と,これはお約束の文言)。でも自信を持ってお勧めできるツーリング・ポイントしか記事にしていないことは保証します。
※各記事は毎年少しずつ更新していますが,更新年月の記述のない記事は95〜99年のものです。またモノクロームの写真は全て79年のものです。
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