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Sojin Project / Diary 2004-05

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2004/05/04(火)

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吉田基已『恋風』(講談社イブニングKC)

 雨です。GWも残すところ後一日。みんな雨の所為です。いきなり日記を書き始めました。このページを読んでしまった人は,犬に咬まれたと思って忘れて下さい。
 この部屋に越してきてから20年間,増殖し続けてきた多量のマンガ本と中量の文庫本と少量の単行本の圧力に耐えかねて,ついに整理を始めました。GWはこれで潰れています。書籍アレルギーなもので,近所のコーナン(←DIY・ホームセンター)で買ってきた「防塵メガネ」と「防塵マスク」で完全武装し,力仕事に明け暮れています。
 と日常瑣事を書いていても仕方がないので,第一回はアニメな話題から。
 この四月はなかなかの改編期でした。12チャンネル(NHK教育)では,「不思議の海のナディア」と「カードキャプターさくら」の再放送が始まり,ケーブルテレビのキッズステーションでは,あの「恋風」が始まりました。(ついでにGWの話題ですが,ケーブルのアニマックスで「ガンスリンガー・ガール」の再放送を一挙放映してくれたので,見逃していた第一話〜第三話までも視ることができました。)
 マンガの方の「恋風」は三巻までは,単なる「歳の離れたお兄ちゃん大好き」の妹萌え話かと思って,でも絵柄の可愛さで続けて読んでいましたが,四巻になって急転:
  七夏:どうして兄妹は好きになっちゃいけないのかなァ?
     私/あきらめたくない
 耕四郎:他にはなにもいらない/そんなのはきれいごとだ
     それでも/おれは/他にはなにもいらない
     おまえがいればなにもいらない
というところまで行ってしまいました。
 どこかで読んだ話を知ったかぶりで書きますが: 人間もその仲間である動物の持つインセスト・タブーというのは,血の繋がりではなく,幼い頃から身近に育った異性に対しては性的興味を覚えないという本能だとか。早くに離婚した両親に別々に育てられ,その存在すら忘れた頃に再会した七夏と耕四郎にとっては,この経過はあるいは自然なのかも知れませんね。
 「パブリック」なメディアとして,いろいろ制約があるであろうアニメの方が,この辺りをどういう風に描くのか? また連載の方はこれからどう展開するのか? 今一番,注目したい「恋風」ではあります。
    ※あくまで「日記」なので,TVのチャンネルなど極個人的な環境で書いています。

2004/05/05(水)

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『あびゅうきょ作品集U あなたの遺産』(幻冬舎バーズコミックススペシャル)

 新聞はGWで朝刊のみ。それもなんか紙面がさびしいですねぇ。メーデー休暇の長い中国と日本以外の世界は通常通り動いているんでしょう(?)けど,国際面も普段の半分以下。新聞社がお休みモードなんでしょうか。
 それにしてもイラクでの米軍の所業。おぞましい話が次々と出てきます。近所の知人の一人など「米軍が劣化ウラン弾を使用しているというのは単なるデマ」だと強硬に主張していますから,自分の思い込みに合致しない情報は反対側の耳から抜けていっている。今回のニュースもすぐに世の中から忘れられさられていくんでしょうね。まあ自分にもそういう面があるという反面教師にすればよい,なんて言い草は人が悪いのでやめておきますが。
 で,マンガの話。
 幻冬社コミックスからバーズコミックスペシャルの一冊として『あびゅうきょ作品集U あなたの遺産』が2月に出ています。87年刊行の『彼女たちのカンプグルッペ』と95年の『JET STREAM MISSION』を合冊した復刻本です。『彼女たちの…』の頃は,「プチ・アップルパイ」(for Girl だったけ?)で,リアルタイムで読んでいたのですが,『JET...』は初見でした。
 『彼女たちのカンプグルッペ』は,一言で言えば戦争マンガの短編集。ただし少女たちが普通に戦士として戦っている世界での話です。舞台は先の大戦時の日本やヨーロッパ戦線,68年のメコン・デルタ,ベイルートからのしがらみを引きずったまま帰国した85年の東京,近未来の東シナ海,などなどです。今読み返してもあの時代の空気を思い出しますね。
 『JET STREAM MISSION』は今回初めて読んだのですが,いやぁ面白い! 大戦末期の冬から始まります。主人公は,日本列島上空の成層圏を行くジェット気流とボーイングB−29スーパーフォートレス。狂言回しは,米軍側が,天候観測や着弾確認をするテニアン島のB−29偵察部隊の一員であるサムエル・ミラー少尉と,新任将校(報道部士官)のロザリー・ウェンザー少尉。日本側は,勤労女子挺身隊の一員として風船爆弾の製作に従事していた18歳の沢村風子。未知だったジェット気流の存在をともに予言していたミラーとウェンザーとのテニアンでの出会いから,迎撃機の攻撃を受け富士の裾野に降下したウェンザーと帰省していた風子との出会い辺りまでは,ジェット気流に魅せられた三人の物語です。しかしその間も徐々に神話と交じり合っていた語り口が,意外な結末への導入だったんですね。
 で,「あとがき」です。『作品集U』には,『JET...』の初版当時のあとがきを再掲した後,2004年2月の日付のある書下ろしのあびゅうきょ氏のあとがきが付いています。うまく要約できないので,少し長いですがその一部を:
『彼女たちのカップグルッペ』を執筆した(引用者注:84〜87年)頃は,まだ日本にも理想的未来を夢想できる希望があった。大卒の就職率はほぼ100%。「フリーター」や「引きこもり」など,その言葉すら存在せず,(中略)米ソ両大国による冷戦は続いていたが世界平和の理念には現実感があり,それなりの説得力に満ちていた。国家利益よりも人類共通の理念が優先できた最後の時代とも言える。
 だから作中の主人公(中略)も戦争を否定し平和を願う無垢な少女として描くことが出来たのだと思う。だが,1990年初頭のバブル経済と,その崩壊によってこの日本がどうなったか,今更説明する必要もなかろう。邪な勢力による世界一極支配の絶望下では世界平和や反戦を謳うことは愚かしい偽善と化してしまった。
と,引用させていただいたのは同感する部分があるからですが,しかし「一草一木にも…」という感性を失ってしまった現在を最後に「自業自得」と言い捨てられるとちょっとたじろぎますねぇ。

2004/05/06(木)

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再び,吉田基已『恋風』

 「イブニング」の今号に「恋風」の続きが載っていたんですね。うかつにもチェック忘れ,GWも忙しかったから。七夏が「お兄ちゃんのこと好きでいたら『わたしのゆめ』は叶わない」って言うのを聞いた耕四郎の表情で,話の続きが見えちゃったみたいな。安易な予想を裏切ってくれると面白い話になるんでしょうが,最終的には落ち着くところへ落ち着くんでしょうね,講談社だし。

2004/05/09(日)

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志村貴子『どうにかなる日々』(太田出版F×COMICS)

 『どうにかなる日々』の2巻が出ていました。志村貴子ってMtoFの話が多いなって思ってたんですけど,巻頭の Scene 5 は,ビアンの話。女の人にはちょっと書きにくかったんじゃないかなぁ,カミングアウトみたいで。

2004/05/10(月)

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谷川流『涼宮ハルヒの退屈』(角川スニーカー文庫)

 予報では雨だったけど,止みましたね。土曜日営業したので今日は代休です。同僚は奥さんとUSJでデートの予定とのことで,とりあえず良かったデス。私は昨晩は部屋で,ツレ2人と男ばかりで酒盛り。本を整理したので,ツレを呼ぶスペースが発生したことのお祝いです。
 で,初めてマンガから離れて小説のネタ。スニーカー文庫じゃ,ほとんど離れていない気もしますが(カラー口絵と挿絵入ってるしぃ)。
 『涼宮ハルヒ』シリーズの三冊目です。『憂鬱』と『溜息』は一巻一話の長編でしたが,こちらは「プロローグ」+4篇の短編集。ハルヒは相変わらず好き勝手やってますが,最後の書き下ろし「孤島症候群」では,ちょっと常識的というか大人しくまとまってしまって,主人公の『俺』的には,次回作での反動がコワイのでは,と要らぬ心配をしております。後,みくるちゃんのコスプレが少なく少し寂しいですね(キョン的には)。
 中身の方をちょっと。
 表題作「涼宮ハルヒの退屈」ではSOS団が市民野球大会に出場します(もちろんハルヒの独断)。ハルヒのご機嫌を損なうわけには行かないので,長門さんの○能力によりご都合主義的に勝ってしまいます。
 「笹の葉ラプソディ」では,ひさしぶりにみくるちゃんアダルトバージョン登場。中学生のハルヒと出会います。「ミステリックサイン」ではコンピュータ研部長が異空間に。「孤島症候群」は文字通り孤島ミステリーです。

2004/05/12(水)

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本日のお言葉:『目糞鼻糞を嗤う』(注)

 5月12日付け『毎日新聞夕刊』4版1面より:
『(伏字)人男性,(伏字)がイラク人虐待への報復だとして(伏字)を切られて殺された事件について,(伏字)報道官は「(伏字)の敵たちの本質を示している」と非難,(伏字)を突き止めて「(伏字)にかける」と明言した。
 はっきし言って,(伏字)合衆国も(伏字)もどちらもこの世から消えて下さい。
      注:自分の醜悪さに気づかないで,他者の弱点を笑うことの愚をいう(侏儒書店『伏字国語辞典』より抜粋)

2004/05/13(木)

[ News ]

「マクド」

 大阪は一時「大雨洪水警報」のでる荒天でした。ベランダの窓から雨が吹き込んで,カーペットとクッションが濡れてしまいました。
 で,今朝の毎日新聞の2面のトップ記事なんですが,マクドナルドの社長が辞任したとか言うニュースの見出しが「マクド」。関東地方ではマクドのことを「マック」とか言うらしいですが,新聞の見出しはどうなってたんでしょうか? ちょっと気になります。
 ちなみに大阪で「マック」と言えば,最近すっかり見かけなくなったアップル社のパソコンのこと。ついでに「マッキントッシュ」は高級オーディオのことですよね?

2004/05/16(日)

[ News ]

誘拐?

 『女児8日間連れ回す』「知人の男」「千葉から沖縄へ」「誘拐容疑で逮捕」−−今朝の毎日新聞27面より
 と言う見出しが社会面(三面記事)に結構目立つ扱いで載っていました。ここだけみると「あぁまたか」ですが。しかし記事をよく読むと,「誘拐」された小学5年生の女の子自身は,「家に帰りたくない」「(自分が)沖縄へ行こうと(U容疑者)を誘った」「警察や相談所に相談したのに取り合ってくれなかった」「私はもう(祖父母と叔父との4人暮らしの)あの家には帰りたくない」と話しているそうです。この記事,女の子の方から,毎日のように「助けてほしい」と電話で相談され,U容疑者は,ほだされて一緒に逃げてあげたように読めるのですが,やっぱり誘拐犯なんでしょうかねぇ? まあ47の男が10歳の女の子の言葉で仕事を捨てて,というのも変といえば変ですが。
 ※取り合えず第一報を読んだだけの素朴な感想です。
P.S. asahi.com が23時04分付で 「(千葉東署)は児童福祉法に基づいて児童相談所に通告」し「千葉市児童相談所は女児の一時保護を決めた」と報じています。「16日に祖父が同署に迎えに来たが、女児は『自宅に帰りたくない』と話した」そうです。

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